Thursday, August 14, 2008

The Verve@Summer Sonic Osaka '08

"The Verve"

バンド名の如く、熱情、気迫の1時間。

見れるチャンスなんて、もう一生巡ってこない。。。
そう思っていた彼らが再結成したということだけで
すでにお腹いっぱいだったのに、
まさか自分の目で"The Verve"のライヴが見れるなんて
いったい誰が想像できただろう。

「全てはこの瞬間のため」


そんな気持ちで迎えた、2008年8月10日の夕方。
Panic At The Discoのボーカルくんが、
"This is the last song..."と最後の曲紹介をした瞬間、
不謹慎にも「やった!」と心で叫び、
さらに思わず(小さく)ガッツポーズしながらニヤけてしまった。。
演奏中も上の空。心臓バクバク、口から飛び出そうな勢いの激しい鼓動。
こんなこと初めてです。
Music Loverたるもの、どんなアーティストにも敬意を払うべきなのに。
それくらい待ちこがれていたということで、今回はお許し下さい。。。

PATDファンが後ろへはけて行くのをかき分け、
左モッシュ前方(5〜6列目くらい?)の脇柵をなんとかキープ。
(セキュリティのお兄ちゃんが時々邪魔だったけど、)
最前同然のベストポジションともいえる場所。
メンバー1人1人の顔がはっきりと肉眼で見える位置。うれしすぎ。
手の震えがおさまらず、心臓の鼓動もどんどん早くなっていき、
話す言葉は振るえ、じっと立っていられない自分に驚く。
セットチェンジ中、ジッとステージを見つめながら
リチャードが、ニックが、サイモンが、ピーターが、

"The Vereve"
 が、

目の前のステージの裏にいる。。。
そんなことを考えるだけでドキドキするなんて何年ぶりだろう。
OASIS, SUEDE, MUSE, JOHN BUTLER TRIO, UNDERWORLD, ...
The Verveと同じくらい大好きなバンドはいくつかあるけれど、
ここまでの高揚感に全身を覆い尽くされたのは
もしかしたら生まれて初めてかもしれない。

若干押しぎみでついにメンバー登場。
ウォォォォォォーーーーッッッ!!!!!
まだ全員そろっていないのにこの会場のボルテージ!
そしてその歓声に迎え入れられるようにして
リチャードがついに姿を現した。
ワァーとかキャーとかそういう声ばっかりなんだけど、
みんなのそういう歓声一つ一つが

「お帰り!!ずっと待ってたよ!!」

と言ってるように聞こえてならなかった。
なんかキザっぽく聞こえるかもだけど、ほんとそんな気がしたのです。

"This Is Music"

ライヴ前、1曲目はなんだろうと
マイミクもんきちはん&すいかちゃんと予想たててたけど、
すっかり忘れていました、
こんなにも彼らの完全復活にふさわしい曲があったことを。

And now I see the light shining bright in my eyes
If love is the drug then it ain't for me
Well music is my life
And loved by me
I'm gonna move on the floor with my sweet young thing
Down down down we go till we reach the bottom
Of our soul with this is music

すさまじいグルーヴに身を委ねる。CDでは味わえない感覚。気持ちいい。
まさしくThis Is MUSIC!!

ここ(心臓:heart)で感じろ!!

そう言わんばかりに、
左胸を何度も何度も拳で叩きながら力強い歌声で歌うリチャード。
ものすごいオーラ。こんな人がいるなんて。
ソロの時とは全く違う、
The Verveのフロントマン、Richard Ashcroftがそこにいた。
ほんとに同一人物かと疑ってしまうほどの雰囲気の違いに
思わず圧倒されてしまった。。

2曲目でいきなり"Sonnet"。個人的にかなりお気に入りの曲の1つ。
まさかライヴ開始10分も経たないうちに
涙を流すことになろうとは思いもよらなかった。
イントロのアコギでノックアウト。ウルウル。。。
10年以上前の曲なのに、全く色あせることもなく
今まさに目の前で演奏されている"Sonnet"。
心配されていた声もこの日は良く通っていたように思う。
昔と変わらぬ美しく響く歌声。やっぱり私はVerveが好き。そう思えた瞬間。

Yes, there's love if you want it
Don't sound like no sonnet, my lord
Yes, there's love if you want it
Don't sound like no sonnet, my lord
My lord

会場が一つになって合唱。もちろん私も泣きながら合唱。
。。。したかったけど、涙が止まらなくてまともに歌えなかった。。

「ヤバい、ヤバいよ。まぢでヤバい。」

バカの一つ覚えみたいにコレ↑ばっかり言ってたなぁ、私。。
ボキャブラリーのなさに自己嫌悪。
タオルをギュゥッと握りしめながら、ただひたすら聴き入る。
毛穴に音が染み込んでいくみたいな感覚。ずっと鳥肌立ちっ放し。

美しすぎるニックのギターの旋律。とろけそうなリチャードの低音声。
どちらがかけても成立しない、"Space and Time"。
私的イントロ聞いただけで泣ける曲ベスト1。
Oh, can you just tell me It's all right... とリチャードが歌うと、

"It's all right!!"

とオーディエンスのレスポンス。
リチャードが思わず微笑んでたのがすごく印象的。
笑ったリチャード、もしかしたら初めて見たかも。
そしてサビはもちろん大合唱。

I just can't make it alone
Oh, no, no
I just can't make it alone
Oh, no, no

大きな声で歌ってやろうと思ったのに、またしても声が詰まってしまった。。
後半は
涙でぐしゃぐしゃの顔をタオルで押さえながらうなずくのが精いっぱい。

新曲1曲を挟んで、
「次の曲は"A Northern Soul" から"Life's An Ocean"です」と曲紹介。
この曲、はずかしながらあんまりちゃんと聞いたことがなかったけど
激しさはないのにすごいグルーヴ感のあるサイケっぽい曲で
ピーターのドラムが刻むリズムがすごくいい。私の中での、新しい発見。

6曲目"The Rolling People"。
これまたドラムがすごくいい味出している曲。
そしてそれにかぶさるようにギュィンッ!とニックのギターが入るイントロ。
思いっきりツボなリズム。全身で音を感じる。

こうやってあの時のことを思い出しながら書いていて
今さらながら気付いたのだけど、
ヴァーヴの曲ってサイケな曲、多い。聞けば聞くほど、ツボ、ツボ、ツボ。
そして途中で心のイタイとこをついてくるようなバラード。
そら気持ち良くなるわけだ。

"The Drugs Don't Work"。
オーシャンステージにいた人全員がため息を漏らしてしまうほど
真っ赤に染まった美しい夕焼けを見つめ
アコギをかき鳴らしながら歌い上げるリチャード。
リチャードと同じ視線からの映像が映し出されるスクリーンを見上げると
夕日に浮かび上がるリチャードのシルエット、大観衆に包まれるステージ。
イイ言葉が浮かんでこないのが悔しいほど美しい映像でした。
あまりに夕日がきれいだったので一瞬後ろを振り向いたら
肩車された男の子が、
ものすごく気持ちよさそうに両手を広げて歌ってた。
後で注意されてすぐ降りちゃったけど、
私はああいうのはべつに容認してもいいのでは、と思う。
海外のフェスやライヴではよく見る光景だし。
(真後ろにいる人は気の毒ですが)
サイモンとピーターが空を指差しながら話をしていたけど、
きっとあまりの夕日の美しさに感動してたんだと思う。

「後ろの空を見てみろよ、すごくきれいだ。。」

Drugs〜を歌い終わったリチャードが一言。
ホント、きれいな夕日だった。
きれいな夕日なんて何度も見たことはあるけど、
The Verveの"The Drugs Don't Work"生演奏中に見れることなんて、
おそらくもう一生ないと思う。
全ては偶然がなし得た自然の演出なんだけど、
偶然に思えないくらいのものすごいタイミングに
ただただ「キレイ。。。」としか言えなかった。
あれはぜっっったいにスタジアムライヴでは体験できないです。
写真撮りたかったけど、
彼らのライヴだけは最後までしっかり集中したかったので
脳みそ写真館にしっかりと焼きつけておきました。

そんな感動的シーンを目の当たりにして放心状態のまま
ライヴも佳境、"Lucky Man"へ。
もんきちはん、ふと時計に目をやり驚がく。もうすぐ終演時間!!
え。。うそ。。。Bitter Sweetは最後だとして、まだHistoryもやってないし、
Catching the butterflyもまだだし、Velvet Morningだってやってない。。
スタート押してたし、終わりもきっと。。。

。。。と思っていたら、あのイントロが。。。
"Bitter Sweet Symphony"。
もう終わり?いや、違うって。。そんな思いを交錯させながら

Cause it's a bitter sweet symphony that's life...

一緒にリチャードと大合唱の会場。

No change I can change I can change I can change
But I'm here in my mould I am here in my mould
But I'm a million different people from one day to the next
I can't change my mould No, no, no, no, no, no, no

ニック、キレたのか、アンプにギターこすりつけたり叩き付けたり。
リチャードは
ステージの袖でスタッフに肩を叩かれながらたばこもらったかと思ったら
そのまま退場。
最後の最後にほんの少し流れた(様な気がした)不穏な空気。。
それでも場内は割れんばかりの歓声と拍手で大盛り上がり。
音が鳴り止んでも拍手は鳴りやまず、スタッフが片づけ作業に入っていても
拍手はなりやまず。。。

演奏曲、9曲。ベスト的な選曲とは言え、あまりにも短すぎる。
Lucky Man(だったか?^^;)でアコギぶっ壊したり、
後半ちょっとピリピリしてたのかな。
東京では演奏したという、新曲"Love Is Noise"は大阪ではやらず。
それでも私個人としては大変満足の1時間。
なんやかんや言っても
「生Verve」をこの目で拝めることができたことが私は嬉しい。
冒頭でも書いたように、再結成はしそうでしないんだろうなって思ってたから
そんなバンドが再結成したって言うだけで大感激なのに
(サマソニだけどw)「初」来日まで果たしてくれたんですから。

2000年、リチャードのソロ来日では、
Sonnetをはじめとした一連のヴァーヴのヒット曲も演奏していて
それはそれですごく感動したし、すばらしいものだったけど
でもやっぱりThe Verveの曲は彼ら4人(一部5人)でなくちゃ本物じゃない。
サマソニで彼らの音を聞いてそう確信できたし、
何より、自分がどれだけヴァーヴが好きだったのかが再確認でき、
とても充実した時間を過ごせました。

あれから4日経過した今もまだVerve以外の曲が聞けないほど重症です。。


*THE VERVE@SUMMER SONIC OSAKA'08*
01. This is Music
02. Sonnet
03. Space And Time
04. Sit And Wonder (new song)
05. Life Is Ocean
06. Rolling People
07. Drugs Don't Work
08. Lucky Man
09. Bittersweet Symphony